最近、XM(XMTrading)に口座開設を行い、海外FX業者の利用を開始したのですが、海外FX業者との入出金を効率よく行うために「NETELLER (ネッテラー)」に前もって口座開設を済ませていました。
今後海外FX業者を利用されるなどでネッテラーを利用してみたいという方の参考になればと思い、ネッテラーに登録、利用するための手順を紹介したいと思います。
※2016年10月19日現在、XM.comはネッテラーによる入出金サービスを終了しています。他の海外FX業者も続々と取り扱いを終了しているらしく、ネッテラーに関する締め付けが厳しくなっているようです。いまからネッテラーに口座を開設するメリットはもうないと思います。
NETELLER (ネッテラー)について
NETELLER(ネッテラー)ってなんぞや?という方のためにどんなサービスなのか簡単に説明したいと思います。
ネッテラーは、1999 年に設立された Optimal Payments Limitedが運営するオンライン決済サービスです。
ネッテラーは、200カ国以上、数百万人がすでに利用しており英国のFinancial Conduct Authorityの認可も受けているため安心して利用できます。
ウェブからちょちょっと操作するだけで簡単に海外のサービスに対して入出金を行うことができます。
日本人が、海外のサービスを利用する際に直接入出金を行うと、多くの手数料がかかってしまうことが多々ありますが、ネッテラーを利用することでその手数料を安く抑えることができます。
ネッテラー口座同士の入出金は手数料無料でやり取りできますので、利用する海外サービスがネッテラーに対応していれば、その海外サービスとの入出金にかかる手数料を省くことができるわけです。
ネッテラーの入金は無料で行うことができるので、利用者はネッテラーからの出金に対してかかる手数料だけを考えればよく、ネッテラーからの出金にかかる手数料は非常に低く設定されているので、ネッテラーを利用した方がお得なんですね。
そんなわけで、海外FXをされる方は余計な手数料を削減するためぜひネッテラーを活用しましょう。
ネッテラーの口座開設手順
ネッテラーを利用するには、まずは口座開設をする必要があります。
とりあえずの口座開設はウェブから必要事項を入力するだけで簡単に行うことができます。
ネッテラーは海外のサービスですが、ホームページは日本語に対応しているので、特に困ることはないと思います。
ただし、フォームへの必要事項の入力は、英語で行う必要があるので注意してください。
解説は2015年10月7日時点のネッテラーのホームページを元に行っています。
もし、ホームページがリニューアルされている等で解説画像と食い違いがある場合は、適宜最新のものに読み替えてください。
まずは、ネッテラーのHPにアクセスします。
もしもHPが英語で表示されてしまった場合、ホームページ上部のメニューの中にある地球儀マークの所をクリックしてください。
すると上のように言語を選択する画面が表示されるので、「日本語」を選択してください。
ホームページがが表示されたら赤線で囲んだ箇所にある「無料口座開設」をクリックします。
「無料口座開設」と書かれたページが表示されるので、フォームに必要事項を入力していきます。
1.メールアドレス
ご自身の使用しているメールアドレスを入力します。
2.パスワード
1つ以上の数字と1つ以上の大文字を含めた8文字以上のパスワードを左側の「パスワードの作成」、そして右側の「パスワードの確認」に入力します。
3.口座の通貨
これはネッテラー口座をどの通貨で管理するのかを、クリックして表示されるリストから選択します。
基本、ドル口座か、日本円口座かのどちらかを選択することになると思います。
日本人ユーザーがドル口座を利用する場合、ドルで管理するため為替変動リスクや出金時に円に換金する際に為替手数料がかかるなどのデメリットがあります。
日本人ユーザーの場合は日本円にしておけば、為替変動リスクを負うこともなく、出金時に為替手数料がかからなくなるのでお得です。
ただ、オンラインカジノ等を利用する場合等は、円口座がない場合がほとんどだと思うので、その場合は「USD-米国ドル」で作成した方がいいかもしれません。
ご自身の利用するサービスがどの通貨でのやり取りとなるのかをよく調べた上で選択したほうがいいでしょう。
私の場合、海外FXの業者としてXM.comの利用を考えており、XM.comは円口座に対応しているので、私は「JPY-日本円」を選択しました。
4.氏名
名、性の順にローマ字で名前を入力します。
入力欄に、名、性と書かれているので日本語で入力したくなりますが、間違えないようにしてください。
例:Tarou Yamada
5.生年月日
ご自身の生年月日をリストから選択して入力します。
6.性別
男性、女性のどちらかをクリックして性別を選択します。
7.番地住所
ご自身の住所を英語で入力します。
おそらくここが一番ネックになると思います。
もしご自身の住所の英語表記がわからない方は、日本語住所を英語表記に変換してくれるWEBサービスの「JuDress」や「住所かんたん翻訳」などを利用してみてください。
これらのWEBサービスを利用すれば簡単に英語表記の住所を知ることができます。
国名と都道府県に関してはリストから選択できるようになっていますので、 国名に日本を、都道府県のところにお住まいの都道府県名を選択します。
市区町村のところには英語で市町村名を入力します。
「番地住所」の所に市区町村から後の残りの住所を入力します。
「番地住所(任意)」には 建物名、部屋番号などある場合に入力します。
郵便番号の所はハイフンを入れずに数字を続けて入力します。
8.電話番号
2つのボックスがありますが、左側に「日本(+81)」が選択されていることを確認し、右側の「電話番号」とある方に電話番号を入力します。
電話番号は先頭の「0」を取った数字を入力してください。ハイフンは必要ありません。
例)電話番号が03-1234-5678なら「312345678」を入力
全ての入力が完了したら、「今すぐ加入する」ボタンをクリックします。
上記の画面が表示されれば登録完了です。
先ほど登録したメールアドレスに、登録完了通知メールが送られますので確認しておきましょう。
画面に表示されているセキュアIDを記録して保管しておいてください。
セキュアIDは取引の再に必要になることがあります。
この段階で、登録したメールアドレスとパスワードを使用し自分のアカウントにログインすることができるようになっています。
ホームページ上の「サインイン」をクリックしてログイン画面を表示し、正常にログインできるか確認してみましょう。
口座認証を行おう
ひとまずネッテラーの口座開設は完了しました。
ただし、WEBから登録しただけの段階では口座が「未認証口座」となっており、利用に様々な制限がかかります。
具体的には、入金金額の上限が制限されている他、出金することができません。
他にも色々とありますが出金できなければ話になりませんので口座認証作業はどの道必要です。
ネッテラーの口座認証作業は以下の手順で行います。
- 入金
- セキュリティの質問の作成
- 本人確認書類の提出
では、ステップごとに口座認証手順を解説してきます。
1.入金(国内振込による入金) ※現在利用不可
最初のステップとしてまずは入金作業を行います。
下記の入金方法は2015年10月中旬当りから利用できなくなってしまいました。
いつかまた利用できるようになるかもしれないので記事自体は残しておきます。
入金は、「Quick Bank Transfer」を使ってください。
ネッテラーにログインし、左メニューの「入金」をクリックして上の画面を表示させます。
入金方法として多くの手段が用意されていますが、今回は赤線で囲んだ「今すぐ入金する 無料」と書かれた建物のアイコンを利用します。
このアイコンは「国内振込による入金」となり、日本国内のネッテラーの銀行口座に入金するする方法となります。
「国内振込による入金」は手数料無料で利用でき、ネッテラー口座に着金するまで、通常1~3営業日程度かかります。
「今すぐ入金する 無料」と書かれた建物のアイコンをクリックすると以下の画面が表示されます。
右の入金限度額一覧をみると、最小限度額が3,750円となっており、入金額は3,750円以上を指定しなければいけません。
今回は認証を行うための入金なので、万が一を考えて最小限度額の入金をお勧めします。
「金額(口座の通貨)」の所に、入金する金額を入力します。
私の口座は円口座なので、円の単位で入力していますが、ドル口座でアカウントを作成している場合はドルの単位で入力してください。
金額を入力したら「続行」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、金額に問題ないかを確認後「確認する」ボタンをクリックします。
振込先の銀行口座の詳細が表示されますので、指定の口座へオンラインバンキング等を利用して振り込みます。
■振込先情報
銀行名:楽天銀行
支店名:ワルツ支店
口座種類:普通
口座番号7038530
受取人名:ミサキショウジ
入金する際は、振込人名義欄に自分の名前+12桁のネッテラーの口座番号を入力して振込するようにしてください。
例)名前:ヤマダタロウ 口座番号:123456789123の場合、振込人名義欄には「ヤマダタロウ123456789123」と入力
入金申請後7営業日間以内に入金が確認出来ない場合は自動的にキャンセル扱いとなるので、申請後はできるだけ早く入金を行うようにしましょう。
振込先が楽天銀行なので、楽天銀行の口座を持っている場合は振り込み手数料無料で入金することができます。
楽天銀行同士の振込は24時間365日リアルタイムで入金が反映されるため、ネッテラー口座への着金もスピーディーです。
私も楽天銀行から振り込んんでみましたが、夕方振込処理を行い、3時間ぐらいたってからネッテラー口座を確認してみたところ、すでに口座に入金されていました。
ネッテラーを利用するなら楽天銀行が非常に便利なので、楽天銀行の口座を持っていない方はぜひ口座開設をお勧めします。
入金が完了すれば、会員ページの上部の利用可能残高に入金額が反映されます。
1.入金(Quick Bank Transfer)
最初のステップとしてまずは入金作業を行います。
楽天銀行を利用した国内振込による入金が2015年11月16日現在利用できなくなってしまったため、変わりに「Quick Bank Transfer」を使って入金を行います。
残念ながら、「Quick Bank Transfer」による入金は、入金額に対して1%の手数料が取られます。
しかし、着金までの時間が短く、早ければ1時間ほどでネッテラー口座に着金します。
入金手続きを始める前に、ブラウザのポップアップブロック機能を無効にするか、ポップアップブロックの許可サイトに「https://member.neteller.com/」を追加しておいてください。
ポップアップブロックが禁止になっていると、振込先情報を記した画面が表示されなくなるので不都合が生じます。
ネッテラーにログインし、左メニューの「入金」をクリックして上の画面を表示させます。
赤枠の「QUICK」と書かれたアイコンをクリックします。
今回は認証を行うための入金なので、万が一を考えて最小限度額の入金をお勧めします。
「金額(口座の通貨)」の所に、入金する金額を入力します。
私の口座は円口座なので、円の単位で入力していますが、ドル口座でアカウントを作成している場合はドルの単位で入力してください。
金額を入力したら「続行」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、手数料、金額に問題ないかを確認後「確認する」ボタンをクリックします。
ポップアップとして下記の画面が新しく表示されます。
下部の「ご利用の金融機関をお選びください」より、振込先金融機関を選択します。
2015年11月16日現在、「ゆうちょ銀行」と「ジャパンネット銀行」のどちらかを選択できます。
プルダウンメニューより銀行名を選択すると振込先情報が表示されるので、指定の口座に入金を行ってください。
振込の際は、振込人名義を上の画面で表示されている「照会番号」に変更してください。
照会番号になっていないと、入金に時間がかかってしまう恐れがあります。
入金が完了すれば、会員ページの上部の利用可能残高に入金額が反映されます。
ゆうちょ銀行は時間を問わず、その他の銀行は営業時間内(平日9:00~15:00)の手続きであれば、1時間程度で入金されます。
2.セキュリティ質問の作成
次にセキュリティ質問の作成を行います。
ネッテラーにログインし、左メニューから口座をクリックします。
赤枠で囲んだ、「限度額を引き上げることができます」のところをクリックします。
手順2 セキュリティ質問の作成をクリックします。
セキュリティの質問と回答を入力するフォームが表示されます。
質問のところをクリックするとこのようにリストが展開され、このリストの中から質問を選択します。
3つの質問をリストの中から選択し、それぞれ回答を右側のテキストボックスに入力します。
なお、回答は半角英字で入力してください。
全て入力したら、「質問を保存する」をクリックします。
登録した質問と回答が表示されるので、印刷するなり、控えておくなりして忘れないようにしてください。
2段階認証について有効にするかどうかを聞かれていますが、今回は口座認証が目的なので、今はパスします。
2段階認証は口座のセキュリティを高めるのでやっておいた方がいいですが、設定は後からでもできるので、また別途解説したいと思います。
「いいえ、結構です」をクリックして画面を閉じます。
このように、設定が完了すると、手順2がグレーアウトして右端にチェックマークが付きます。
以上で口座認証の手順2は完了です。
3.本人確認書類の提出
ネッテラー口座認証の最終ステップです。
非常に面倒ですが、がんばって最後までやり遂げましょう。
本人確認書類ですが、日本人の場合は「運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード」が利用できます。
ネッテラーで本人確認書類を提出する方法としては、以下の2つがあります。
- WEBカメラを使用する方法
- スマホやデジカメ、スキャナ等で本人確認書類を撮影し、画像データをPCからアップロードする方法
WEBカメラを使用する方法の場合、事前準備は特に必要ないため簡単ですが、私はスキャナを所有しているので、2の方法で行いました。
そのためここでは、事前に本人確認書類データを作成してから書類データを提出する方法について解説していきます。
まず、本人確認書類の提出手続きに入る前に、あらかじめ本人確認に使用する書類をスキャナやデジカメ、スマホ等を利用して撮影し、画像データを作成してください。
データを作成する場合は以下の注意点をよく読み条件を満たしていることを確認してください。
データを作成する際の注意点
- データの拡張子としては*.jpg、*.png ファイル形式が利用可能
- 本人確認書類に書かれている名前が NETELLER 口座の名前と一致していること
- 本人確認書類の有効期限が切れていないこと。
- カラー画像であること(白黒コピーの書類は受理不可)
- 書類の四隅がはっきりと写っていること
- 鮮明な画像であること(文字がはっきり読める)
免許証や住民基本台帳カードの画像を提出する場合は、表と裏の両面が必要
運転免許証、住民基本台帳カードは、写真のある面のみをアップロードすればいいみたいです。
通常表面だけで問題なく受理され、もし裏面や他の情報が追加で必要な場合は、メールで連絡してくれるとのことです。
作成した画像の ファイル名に日本語は使用しないでください。
本人確認書類のデータを用意できたら、本人確認書類の提出手続きに入ります。
手順2の「セキュリティ質問の作成」を行う際に表示した認証手順のページを表示してください。
手順3の「本人確認書類の提出」をクリックします。
本人確認書類についての情報を入力していきます。
書類のタイプ
リストから自分が使用する本人確認書類を選択してくだい。
住民基本台帳カードを本人確認書類とする方は「IDカード」を選択します。
書類の番号
書類の番号を入力します。運転免許証の場合は免許証番号、パスポートの場合はパスポート番号を入力してください。
住民基本台帳カードを利用される場合は、ID番号がないので「none」と入力してください。
有効期限
本人確認書類に書かれている有効期限を入力してください。
すべて入力できたら「続行」ボタンを押します。
「ドキュメントの検証を開始」画面が表示されるので、「検証開始」ボタンをクリックします。
国のところに「日本」と書かれていることを確認し、今からアップロードする本人確認に使用する身分証の種類をクリックして選択してください。
ここで、ウェブカメラを使用して書類をアップロードするのか、既存の画像をアップロードして提出するのかを選択します。
今回は用意した画像を使用するので、下の「既存の画像をアップロード」をクリックします。
「表面の画像をアップロード」画面が表示されます。
「ファイルを選択」をクリックすると、ファイルの選択ダイアログが表示されるので、自分のPC内に保存している身分証の表面の画像を選択してください。
画像を選択すると、左の所に選択した画像のプレビューが表示されます。
問題がなければ「確認」ボタンを押します。
アップロード&検証の進行を示す画面が表示されるのでしばらく待ちましょう。
アップロードが正常に完了すると、上の画面が表示されます。
これで、本人確認書類の提出手続きは完了です。
お疲れ様でした。
ネッテラーから「書類を受け付けました」というメールがきているはずなので確認しておきましょう。
あとは待つだけ
ネッテラーの口座認証手続きを完了したら、あとはネッテラーによる審査が完了するのを待ちましょう。
審査が完了すると、「口座が認証されました」メールが届きます。
審査は通常3日~10日程度で完了するとされていますが、私の場合申請してから1時間ほどで口座が認証されました。
めちゃくちゃ早かったです。
メールが届いたらネッテラーにログインして認証済みになっているか確認してみましょう。
口座が認証されれば、出金することができるようになり、ATMから出金するためのNET+カードに申し込めるようになります。
ネッテラーライフを存分にお楽しみください。
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