原油市場のボラタリティが急激な増加、WTI OIL 5月限の先物価格が史上初のマイナス価格で取引される等により、現在エネルギー商品市場が混乱しています。
こういった状況を踏まえ、2020年4月23日にXMTrasingよりエネルギー商品の証拠金の引き上げ及び商品価格0の際の強制決済の通達がありました。
エネルギー商品の証拠金を引き上げ
2020/4/24(金曜日)のサーバー時間(GMT+3)17:00(日本時間の23:00)より、エネルギー商品の全てのポジション(新規にポジションを建てる場合と既存のポジションを保持する場合の両方)の最低必要証拠金が一時的に以下通り引き上げられます。
- GSOILおよびNGAS:6%(17:1のレバレッジ)
- OIL、OILMnおよびBRENT:4%(25:1のレバレッジ)
エネルギー商品価格が0に達した場合、ポジションを強制決済
エネルギー商品 (OIL, OILMn, BRENT, GSOIL、NGAS) の価格が0に到達した場合、最後の取引可能価格にて全ての未決済ポジションが強制決済されます。
XMTraingの取引プラットフォームが金融商品のマイナス価格に対応していないため、必要な措置とのこと。
追加措置について
上記の対応以外にも、追加の措置を講じる 可能性について言及されています。
追加措置には、前出の銘柄を決済オンリーモードに設定したり、取引を無効にしたりすることが含まれます。
そのような措置が講じられる場合は、事前にお客様に通知するよう努めるそうですが、異常な相場の状況下においては、これらの措置を直前の予告または予告なしに実施する必要が生じる場合があるとのこと。
取引制限の解除について
取引制限の解除は、市場のコンディションが通常に戻り次第解除されるとのこと。
あくまで一時的な措置となります。
最後に
正確な必要証拠金が表示されるよう、XMTrading MT4/MT5のプラットフォームを再起動しておきましょう。
原油市場の特殊需給によりボラタリティが高い状況が続いていますが、上述した一時的措置が取られる状況を踏まえ、エネルギー商品の取引には十分注意しましょう。
コメント